PowerShotPro90レポート その4



テレコンバージョンレンズを使ってみました
(レイノックスオプションテレコンCRT−1800)
光学10倍ズームに驚きのPowerShotPro90ISですが、そのズーム倍率を更にパワーアップするテレコンレンズがレイノックスから販売されています。
光学1.8倍を実現するこのテレコンレンズ、計算では10×1.8で実に18倍の高倍率ということになりますがその威力やいかに。


<まず装着>
このテレコンレンズ、実はいろんなデジカメに使えます。
(CanonならPowerShotG1にも使えます)
で、レンズ口径が52mmとPSP90ISの58mmと微妙に合わないので、同じくレイノックスからコンバージョンリングが出ています。
このコンバージョンリングを間に噛ませることでPSP90ISへの装着が可能となります。
(52mm−58mmコンバージョンリング)

そして装着。
(テレコン装着の図)
ワイコンほどのインパクトはないものの、ロングショット用にふさわしい長大な砲身になります。

(正面図)
テレコン付けてもちゃんと手ぶれ補正が利くので、狙った獲物は逃しません。おお怖い。
ただ、さすがにここまで倍率が高いと動く被写体は一度見失うと再度見つけるのが非常に困難です。

ワイコン同様大きなこのコンバージョンレンズですが、サードパーティ製品だけあって造りはちょっと安っぽめです。
まあ純正品ではないので機能重視ということで納得です。
ちなみにレンズケースも機能重視でそれなりに安っぽいです。
(レンズケース)


<撮影画像比較>
さてお楽しみの定点観測です。
2回目のレポートの時のノーマル画像と比べてみましょう。

(PSP90ノーマルワイド端)
(PSP90ノーマルテレ端)
(テレコン装着ワイド端)
(テレコン装着テレ端)
うーーん、望遠鏡ぶりがさらに大幅にパワーアップしてますね。
ワイド端の時に強烈にケラレてますが、これはご愛嬌ということで。

ちなみにPSP90ISにはデジタルズームもあります。(2倍と4倍)
どうせここまでズームしたなら使ってみましょう。
計算では10×1.8×4で、えーーっと...72倍で合ってますか?
(テレコン装着テレ端デジタルズーム×2)
(テレコン装着テレ端デジタルズーム×4)
デジタルズームは基本的に後で画像編集ソフト等で部分拡大したのと同じ結果で、画像が荒くなるだけと思って使ったことなかったのですがこりゃ凄い。
一番上のノーマルテレ端と比べてみるとそのズームアップっぷりがよくわかります。
また画質もこれなら実用域に達しているんじゃないでしょうか。

まさにPSP90ISの手ぶれ補正が最大限に生かされていると言ってよいでしょう。
普通ここまで倍率高いと絶対三脚据えないとブレまくりの筈です。
それを手持ちでこの画像。さすがです。
というわけで、この強化パーツを得てPSP90ISは現役最強のズームデジカメとして君臨すると断言します。
追いつき追い越すのはオリンパスかFUJIか、はたまたNikonでしょうか。

2001年6月


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