Myデジカメの変遷 その3

Myデジカメの変遷はD100を境に第三期に入ります。
デジ眼の写りというのはやはりコンパクトデジカメとは一線を画すもので、また交換レンズの恩恵は撮影すること自体の面白さを大きく広げるものでした。
(特に広角レンズ)
自分的には主力デジ眼とサブコンパクト機の組み合わせが旅の標準装備になって行きます。
日常持ち歩きのコンパクトデジカメも、単に日常のビジュアルメモとしてのためなら携帯電話のデジカメが充分な画素と性能を持ち始めたので、そうではない携帯電話では持ち得ない機能なり特長を求めるようになります。

(2008年9月改訂)


○11代目:CASIO「QV−R40」 400万画素。退役

Optio430の突然の故障で急遽購入することになったコンパクト機。
何より価格の安さが魅力の機体でしたが、起動の速さと筐体の小ささが便利で結構使い込みました。
自分にとっては記録メディアがはじめてSDメモリーカードになったデジカメです。
撮影時にレンズ部分がカクカク揺れるのが、個人的にはちと不安感を誘う機体ではありましたが、特に故障も無く現役を全うしました。
退役後は後輩に譲りました。


○12代目:SANYO「Xacti DSC−J1」 320万画素。退役

動画デジカメという特殊な立ち位置で購入されたものの、その威力を発揮することなく終わった悲劇の機体。
とにかく画質がいまいちで、ISO100以上の高感度でのノイズの入り方たるや半端じゃなく酷くいものでした。
VGA60fpsという強力な動画機能もメモリをバカ食いするため実用的ではなく、わずか数ヶ月で退役となりました。
ただ、プリズム式光学ズームレンズ(レンズが筐体内で伸縮する)による高速起動と液晶の綺麗さ(特に動画追従性)は特筆すべきものではありました。
退役後は妹に貰われていきました。


○13代目:Panasonic「LUMIX FX7」 500万画素。退役

光学手振れ補正搭載のコンパクト機。
LUMIXの発色の良さ(特に青)は前々から「いいなぁ」と思っていたのですが、光学手振れ補正搭載という快挙に迷わず購入。
暗いところでの撮影を苦にしない日常携帯機として長期にわたり大活躍しました。
家電メーカーのデジカメというパナソニックの機体はタフでもありましたが、なぜか電池がすぐだめになるトラブルに見舞われ都合3回も充電池を交換しました。(後に充電器側が原因と判明)
退役後は妹に引き取られました。


○14代目:Nikon「D2X」 1200万画素。予備役。

2005年6月発売の当時のニコンのデジタルフラッグシップ機。
館長保有のデジカメの中では飛びぬけた最高級機で、一念発起して購入した機体です。
ずっと品薄状態が続き、入手できたのは発売から半年後。
流石にハイアマチュア〜セミプロ向け機体だけあって、ボディの質感、タフさ、連射速度、合焦速度、その他機能もろもろ、何をとってもスンゴいのですが、正直ぜんぜん使いこなせないままにD300時代を迎えてしまいました。
D100時代から受け継いだニコンレンズを全て利用できるのはデジ眼の大きなメリットではありますが、レンズ交換時にゴミが入ってしまうのが難点で、気合の入った撮影のときは標準のD2Xと広角のD100という二刀流で出かけることが多かったです。
D300購入に伴いフラッグシップの地位を譲りましたが、退役したD100に代わってしばらく広角レンズ担当として活躍していました。
2008年にフルサイズイメージセンサー機D700の導入で広角担当もお役ごめんとなり、現在は予備役状態です。


○15代目:CASIO「EXILIM EX−S600」 600万画素。退役

EXILIMの名を継ぐスタイリッシュコンパクト。
伝統のステンレスボディがカッコいいのとアウトレットで安売りしていたのでつい衝動買いしてしまった機体。
ところが、アウトレットだけあって購入直後から「レンズが収納できない」「電源が落ちない」等のトラブルが多発。
FX7が現役バリバリだったこともありそのまま予備役に入ってしまい、そうこうしているうちに900ISを購入してしまったので結局一度も本格稼動しないままに
退役することとなりました。
退役後は友人に引き取られました。


○16代目:CANON「IXY900IS」 710万画素。現役日常携帯機

キヤノンの光学手振れ補正搭載コンパクトデジカメ。
28mmからの広角3.8倍ズームレンズ+手振れ補正でFX7の後釜として十二分のスペックを持ち、日常携帯機として絶賛稼働中の機体です。
高級感の漂うステンレスボディの美しさも相まって一般市場でもベストセラーとなりました。
そこだけ妙に安っぽい「電池のフタ」と、油断してオートゲインアップしてしまったときの画質の悪さが難点ですが、
日々たくさんの魅力的なコンパクトデジカメが登場する中でもトータルバランスで未だにこいつを圧倒的に凌駕する機体が出てこないので、
文句言いながらも使い続けています。


○17代目:Nikon「D300」 1200万画素。現役主力デジ眼(望遠担当)
(写真はwith増設バッテリーパック)
ニコン初のフルサイズ機D3と同時期発売のDXフォーマットフラッグシップ。
D100が老朽化(といってもメカ的には全然平気なのですが)してきたので後継機として導入検討。
さすがにD3は買えないのと、以前から他機種にあるのが羨ましかった待望のフィルタゴミ除去機構が搭載されたのが決めてとなり購入しました。
3インチと大きく高精細な液晶、視野率100%のファインダー、その他いろいろ使い勝手は向上しており、主力機としてのパフォーマンスは充分。
ただ、電池の保ちが妙に悪いのは手振れ補正レンズのせいなのかなんなのか。フラッシュ撮影なんかやった日にはみるみる電池が減っていきます。
そういう事情もあり、また連写速度の向上を図れるとあって、増設バッテリーパックを即購入。
単体だと見た目がD2Xの方が立派なので、バッテリーパックを装備してようやく主力機らしくなりました。
D700導入でフラッグシップの地位を譲り望遠ズームレンズ担当に。
気合の入った撮影時にはこいつとD700を持ち歩くので、身体が鍛えられて一石二鳥です(苦笑)


○おまけその1:「COOLPIX 300」 33万画素。歴史的保存機

秋葉の路上で買ったジャンク品。
詳しくはこちらのレポートでご覧ください。
こういうものを溜め込むので、うちの部屋はガラクタでいっぱいのなるのであります。


○おまけその2:携帯電話デジカメ

携帯電話もデジカメ付きが当たり前になっちゃいました。
一応カメラ付携帯になってからの館長の歴代携帯です。
奥から「FOMA N2051」「FOMA P900i」「FOMA P902iS」「FOMA P903iTV」「FOMA P905iS」です。
お察しの通り携帯はパナソニック派です。
デカいとかダサいとか言われますが、頑丈だしなによりSD-VIDEOを見るための端末として欠かせません。

最初はFOMAってとにかく電波が届かなくて、かえってそれが便利だったり(仕事で捕まりたくないときとかね)したのですが、最近はまあ普通に通じるようになってきてますね。
902iS以降は音楽も映像もこれ1台でO.Kという感じで、従来Zaurusで観ていた通勤時のビデオも今は携帯で鑑賞しています。
ワンセグとか言ってテレビ付のも出てますし、携帯電話の進歩ってデジカメ以上に速いと思いますね。
画素も最近は500万画素とかになってきて、日常メモとしては携帯電話のカメラで充分という説もありますが、それでもデジカメがなくならないのは、やっぱりあの両手で構えてシャッターを押すというスタイルのおかげなんじゃないでしょうか?


おまけその3:SDムービー

「SV−AV100」

旅先では特に動画を撮っておくと後で観た時の臨場感が違います。
というわけで購入したD−Snap。光学10倍+手振れ補正の上に当時はSDムービーでMPEG2録画の出来る機種はこいつしかありませんでした。
が、MPEG2録画はとんでもなくメモリを食い、しかもPCで再生しようとしてもかなりのスペックを要求し編集も大変なため、通常は軽いMPEG4での撮影が主体に。
それならもっと下位のD−Snapで充分だったわけで、もったいなかったなあという感じではあります。
一応未だ現役ですが、900ISの動画がかなり綺麗なので出番はあまりない状況です。
最近は電池がへたってきたので尚更お留守番が多いです。


「デジカメ」が普通にカメラ一般を指す言葉になりました。もはやデジカメよりも銀塩カメラの方が珍しいくらいです。
デジカメメーカーの淘汰も始まって、以前のような先進電子グッズしての楽しみ方はできなくなってしまったなあと感じます。
デジカメがどんな進化を遂げていくのか、あるいは役目を終えて衰退していくのか。
これからも身銭を切りつつ見守っていきたいと思います。

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