Nikon D100 レポート その2

SIGMA28−300ズームを装着


(撮影はOptio430他)



2002年7月、満を持して購入したD100、一眼レフデジカメの恐るべき実力に圧倒されっぱなしの
私でしたが、ひとつだけ物足りないところがありました。
それは「ズームがいまいちだ。」ということ。
本体同時購入のレンズはNikonの新作24−85F3.5−4.5という軽くて機動力抜群のレンズ
でしたが、PSP90ISの光学10倍ズームに慣れてしまった私にとっては、D100換算光学3.5倍
のレンズでは少々倍率不足ではありました。
で、買ってしまいました。SIGMAの28−300ズームレンズ。
F4.5−5.6と少々暗いのですが、D100換算光学10倍と倍率ではPSP90ISに匹敵するズーム
レンズです。
折り良く天気も良かったので早速試し撮りに出かけました。


<本体写真>
・D100とレンズ
(装着の図)
テレ端300mmというのでどんなデカいレンズかと思ったら、収納状態ではさして大きくないので
ちょっと拍子抜けしました。
で、ズームリング回してみたら.....
(ズーム端の図)
うわあああ、なんじゃこの砲身は!
戦艦ヤマトもかくやという長い鏡筒が現れました。
こんなもので狙い撃ちされたら、弱い霊体なら一撃で成仏させられてしまいそうです。

ただ、もともとのレンズが軽いので、さしてフットワークの妨げにはなりません。
これだけズーム比が大きいと撮影の自由度が俄然広がります。
で、いろいろ写してみました。

<使ってみました>
(300mm:流石のボケ具合)
(28mm)
(300mm)
(300mm実寸トリミング)
さすがに焦点距離の長さゆえテレ端では強烈なぼかしを楽しむことができます。
ワイド端は28mmなので普通のスナップも写せて、これは便利便利。
D100の600万画素の高解像度との組み合わせはなかなか強力です。

テレ端の遠距離撮影をPSP90ISと撮り比べてみました。
(28mm遠景)
(PSP90ISテレ端)
(D100SIGMA28−300テレ端)
(PSP90IS実寸トリミング)
(D100実寸トリミング)
PSP90ISは手ぶれ補正の威力でさすがシャープな画像ですが、実効250万画素ではD100の
600万画素の解像度に対抗すべくもありません。
部分拡大するとその違いは歴然。
明るいところで撮影している分にはD100の圧勝です。

が、暗いところになるとD100の優位も怪しくなります。
(PSP90ISテレ端)
(D100SIGMA28−300テレ端)
もともとが暗いレンズであるSIGMA28−300は、屋内でに入った途端に手ブレが目立ち始めます。
ここではPSP90ISの手ぶれ補正の恩恵が改めて実感できます。
実際にはISO感度の設定やその他もろもろの条件で一概にはなんとも言えないのですが、やはり暗所
での高倍率ズーム撮影は手ぶれ補正が威力を発揮します。
まあストロボを焚けばそれも問題ではなくなるのですが。


ともあれ、この自由度の高さなら常用レンズとして標準装備しても良い感じです。
暗いところの弱さはストロボ焚くなり三脚据えるなりして補うとしましょう。


<結論>
28−300は良いレンズ。
晴天屋外なら万能ぶりを発揮するオールラウンダーです。


2002年7月



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