D800レポート その1
機体中心にD700と比較してみる


<D800本体>
2012年3月22日。ニコンが満を持して投入した36Mピクセルフルサイズセンサーデジ眼、D800がついに発売になりました。
「デジカメの高画素化もいい加減限界だね。これからは高感度性能の時代だよ」とか言ってD3Sを購入した私ですが
D800が発表されるや、即座にビックカメラ水戸店にて予約。諸般の事情で発売日から2日後にようやく入手しました。
3630万画素の精緻微細美麗なフルサイズ画像はニコン社他のサイトでお確かめいただくとして(フルサイズデータ載せ
られる程、うちのサイトは容量ないもので)、
今回は、まず機体を触ってみての感想をD700との比較を中心にお届けしたいと思います。


<D700&D800本体>
ニコンデジ眼の中ではフラッグシップはあくまでD一桁機。
D800は画素数こそ現時点で圧倒的トップとはいえ、基本的にはD700の後継機に位置づけられている機体です。
というわけで、D700と並べてみると、ぱっと見、ほとんど見分けがつきません。こんな小さな画像ならなお更。

<前から後ろから>
持ってみた感じは、「あれ、D800ちょっと丸っこくて持ち辛いかも。」と最初は思いましたが、しばらく使ってるうちに
「ん、なんかホールド感良いぞ。」となってきました。

<グリップ形状の違い>
その秘密はこれ、グリップ部分の形状の違い。
D800の方が上部のでっぱりが高くて、中指の引っ掛かりがしっかりしてるんです。
人によって手の大きさや指の長さ太さが違うので一概には言えませんが、私(男としては手が小さい方です)に
とっては握りやすいグリップ形状になってました。


で、機体各部の比較なんですが、まず声を大にして言いたいのは、
「なんで、拡大縮小ボタンの順番が逆やねん!!」
<納得いかないボタン配列>
撮影画像の確認でとてもよく使うのが拡大ボタンなのですが、この場所がなぜかD700とD800では順番が逆なのです。
(左D800、右D700、拡大ボタンと縮小ボタンの位置が逆)
よく使うボタンだけになまじ指が覚えているので、画像拡大したつもりがサムネイル化されてしまったりしてストレス溜まり
まくりです。
基本的に褒めちぎりモードの今回レポートですが、こればっかりは開発者を小一時間問い詰めたい気分です。

<ライブビュー&静止画動画切替ボタン>
逆によくやったと褒め称えたいのが、ライブビューボタンの新設。
静止画、動画切り替えのボタンと一体化したこのライブビューボタンは便利極まりなく、とっても快適にライブビュー機能を
利用することができるようになりました。
(D700の仕様が変過ぎという説もありますが...。)

<歴代バッテリー>
バッテリーはD700とは互換性がなくなりましたが、容量が大きくなった上に、端子形状も変わって安心感が増しました。
左からD800用(EN-EL15)1900mA、D700・D300用(EN-EL3e)1500mA、ついでにD100用(EN-EL3)1400mA
<バッテリー室比較>
バッテリー室にストッパー(右下の黄色いの)が設けられたのもポイント。
D3桁シリーズはずっとこれがなくてバッテリーの取り外しが少々面倒だったのです。(右側D700参照)

<三役揃い踏み>
同時購入の専用マルチパワーバッテリーパック「MB-D12」を装着するとD3S以上の威圧感に早変わり。
D700にも「MB-D10」を装着して、D3Sと3台並べてみたら、「うわー土俵入りみたい」。

<メディアスロット>
記録メディアはCFとSDのダブルスロットになりました。
私はどちらかというとCF派なのですが、SDの方が単価が安いしどこでも売ってるので、気軽に予備を買い足せるのは
よいのではないでしょうか。

<ストラップ3代>
本体付属のストラップはD700と似たような素材ですが、「FX」の文字がなくなりました。
(恥ずかしいという人が多かったのでしょうか?)
ちなみにやはりD3Sのストラップが一番気持ちよい素材かつフィット感も良いです。


<各部拡大&50mmF1.4装着>
丸型のアイピース&アイピースシャッターや、金色に輝く「FX」マーク、マグネシウムボディ&ラバーの質感などD700から
引き継いだ高級感は健在です。
とりあえず、「持ち物」としての満足感はかなりハイレベルに合格点だと思います。
D700からの買い替えはあり、というか圧倒的な画素数差と各部の進化を考えると是非買い換えオススメです。



2012年3月 撮影場所 自宅


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