気まぐれ写真館海外版

ソウルのコーナー(その3)


ココは、ソウルの写真を展示しています。


観光編


「汝矣島、梨大、鐘路」

汝矣島の
オフィスビル
国会議事堂 堂山鉄橋と
漢江
梨花大 梨花の街角 水っぽい寿司
景福宮 勤政殿
(工事中)
慶会楼 昌慶宮 昌慶宮越しに
市街を望む
見事な紅葉
民俗博物館 キムチの展示 見事な銀杏 遊ぶ子供達 中央博物館 ソウルタワー

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<汝矣島>
ソウルは韓国の首都なので街の外れの汝矣島(ヨイド)地区というところに国会議事堂があります。
これがなかなか威風堂々、永田町の例の建物より数段立派なので見学に行きました。
汝矣島というのは漢江に面した島になっていて、昔は軍の飛行場があったそうです。
今は国会議事堂や国営放送などの国家の重要な建物や、金融系、外資系企業のビルの立ち並ぶちょうど
東京の霞ヶ関のような感じの場所です。

国会議事堂は実は駅からずいぶん遠いのですが、行ってみると大きな公園があったりしてなかなかの市民の
憩いの場ぶりです。
が、そこは臨戦国家韓国、一筋縄ではいきません。
議事堂前の広場で人垣ができているのでなにかなと思ったら、黒服赤鉢巻の男が韓国語でなにやらアジって
います。
何かの集会らしいなあと思っていたら、突然ジュラルミンの楯と防弾チョッキで武装した警官隊がわらわらと
現れて辺り一帯武装警官で埋めつくされてしまいました。
さすがに怖くて写真を撮るのは控えましたが、警官隊の生き物のような訓練された動きには不気味なものが
ありました。

懲りずに(←懲りろよ)それを潜り抜けて国会議事堂に入ろうとすると門番の警官に呼び止められました。
見学をしたい旨伝えようとしましたが、例によって言葉がまったく通じません。
曖昧に笑って通り過ぎようとすると腕をつかまれて止められました。
一応パスポートを見せて日本人の観光者だと説明した(つもり)のですが、どうにも要領を得ません。
そうこうしているうちに件の警官が難しい顔でどこかに電話をかけ始めたりしたので、本能的に「コレはヤバイ
と思った私はタクシー乗場はどこだという質問(単にタクシー、タクシーと連呼しただけ)に切り替えました。
警官は不審げな様子で警備所のすぐ前に止まっているタクシーを指差したので、私は相変わらずヘラヘラ笑いながら
有無を言わさずそのタクシーに乗り込むと大急ぎで退散しました。
それにしても身体検査とかされてたら、体中のいたるところからデジカメが出てきてスパイ容疑で逮捕監禁
されていたかも知れず危ないところでしたが、よく考えてみたら挙動不審なのは私のほうでよく開放してくれた
ものだと思います。


<梨大>
ソウルには名門大学が集まっているのですが、私立の双璧が延世大学と梨花女子大学です。
2つの大学は地下鉄の駅で隣同士なのですが、当然私は梨花の町を訪ねました。
梨花はいかにも女子大生の街という感じで、小奇麗かつ活気に溢れていました。
颯爽と歩いていく(ソウルの人は一般的に歩くの速いです)梨花女子大生達を眺めながら、いかにも学生街と言う
感じの喫茶店でしばし寛がせてもらいました。
どこの国でも学生街というのは時間がゆっくり流れていて良いものです。旅の時間は待ってはくれないのですが。
ちなみにここの日本食堂で寿司を食ったのですが、値段はともかく味は....どうやったらあんな水っぽい寿司
作れるんでしょうか?
韓国の海産物はとても美味しいはずなので、梨花の日本料理店のコックさんにはもう少し修行して欲しいものです。


<鐘路>
ソウルは李氏朝鮮の都でもあったわけで、歴史的な建物もたくさん残っています。
中でも鐘路地区には景福宮、昌慶宮といった昔の宮殿や国立民俗博物館、国立中央博物館等の昔を偲ぶ施設が
集まっています。
こういう場所はガイドブックが大々的に扱っているのであまり詳しくレポートするつもりはなかったのですが、予想に
反してしみじみと良かったので、まじめな話一見の価値ありです。

景福宮は一応入場料は取られるのですが700ウォンととても安いですし、その切符で民俗博物館にも入れるので
お徳なかんじです。
韓国最大の木造建築である勤政殿が改装中だったのは残念でしたが、建物も庭も手入れが行き届いていてとても
気持ちよく見学できました。
広々とした敷地内は一般に開放されていて、地元の子供達の遊び場になっているのも微笑ましかったです。
(小学校の制服なんでしょうか?お揃いの黄色い上着がなんともカワイイのでした)
民俗博物館は韓国式の塔が印象的な建物で、中の展示もほぼ写真撮り放題となかなか好印象な施設です。
キムチの展示コーナーがあったりして、韓国の食卓におけるキムチの重要さがわかります。
ちなみに中央博物館の方には例によって壺とか壺とか壺とかいろんなとかが展示されています。
日本語のガイドマシンも無料で貸してくれるので、じっくり見て廻ることができます。
壺とか壺とか壺とかの好きな人はぜひ寄ってみてください。

昌慶宮の方はこじんまりとして観光客も少ないのですが、こちらも手入れの行き届いた庭園がとてもきれいです。
ゆるやかな丘陵に建っているので、ちょっとしたお散歩コースにはもってこいだと思います。
たまたま本殿(明政殿)の一角では結婚式が行われていました。
日本でいえば神社で結婚式を行う感覚なのでしょうか?
たぶんご家族だけのささやかな式でしたが、新郎新婦はとても幸せそうでした。


というわけでソウルは観光するにも見所いっぱいなのですが、私のレポートではその良さがさっぱり伝わらないので
やはり時間があったらぜひ実際に行ってみて欲しいです。
下手な国内旅行より安いですしね。


以下、次号にて


さて、次回はいよいよ一部の方にはお待ちかね、ソウルの電脳街「龍山」のレポートです。




「ソウル」 成田空港より、飛行機で約2.5時間。
仁川空港からソウル市街へは高速バスで1時間くらい。


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