宇宙世紀へ


夢も希望もあんまりない現代日本ですが、そんな我々も童心に返って宇宙に思いを馳せることのできる場所、
宇宙開発事業団(JAXA)のつくば宇宙センターに行ってきました。


4月18日は年に一度の特別公開日ということで、JAXAのメンバー総出でいろんなイベントをやってました。
そのノリは工業高校の学園祭って感じ。

液体窒素でいろんなものを凍らせる実験をやってました。
バナナで釘を打ったり、バラの花を凍らせたり、ゴムボールを砕いたり。
子供達大喜び。


センターのシンボルである実物大H2ロケット。
これを宇宙まで飛ばすんですから、なかなかたいしたものです。


常設の展示コーナー。
歴代人工衛星のレプリカや予備機が展示されています。
前から気になってたんですが、人工衛星を包む金色のアルミホイルのようなものは保温材だそうです。
てっきり飛ぶときは剥がすんだと思ってましたが、あの状態のまま飛んでるとのこと。


国際宇宙ステーションの日本棟「きぼう」(のレプリカ)。中に入れます。
国際宇宙ステーションは衛星軌道上にサッカーコート並みの大きさの基地を構えるらしいです。
うーむ、宇宙世紀も遠い未来ではないかもしれません。


きぼうの地上用実験棟(右側の黄色いの)。
こっちは実際にいろんな実験に使われている実用機材です。
IHIエアロスペースの製作みたいですね。


普段は撮影禁止の場所も結構公開してくれてました。
管制室はさすがに撮影禁止でしたが。


構内には大きな池もあり、あひるがお散歩。
職場としてはかなり恵まれた環境ですなあ。


宇宙服。NASAの船外服は重量120kg。無論地上ではこんなの着て身動きできません。
宇宙では7時間の活動が可能で、コレ自体ひとつの宇宙船と言えなくもないです。


ちょっとマトリックス風のNASA飛行士ポスターと日本の歴代飛行士。
NASAはこういうお遊びが好きですね。
まあ、宇宙船にスヌーピーの絵とか書いちゃう人たちですから。
日本人の飛行士、なにげに8人もいるんですね。


宇宙ミジンコとか宇宙めだかとか。今やいろんな生物が宇宙を飛んでます。
そのうち犬とか猫とかあざらしとかが宇宙を飛んでアイドルになりそうな予感。


ロケット発射時の大音響を体験するコーナー。
赤ん坊が泣き出すくらい馬鹿でかい音で、なかなかの迫力。
種子島で実物を見てみたいものです。


宇宙食。
ねぎまとか稲荷ずしとかラーメンとか。
宇宙でもなんでも食べられる時代になってます。
ちなみに提供は日清食品他。さすが世界のカップヌードル。


年に一度の特別公開、なかなか愉快なイベントでした。
各種実験やロケットに目を輝かせていた子供達のうち何人かが、宇宙を駆ける時が来るのかもしれませんね。
宇宙世紀へ飛びたて日本の子供達!!

(2008年4月)


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