おまえさんに古武道を教えてやる

(たまねぎ)
2003年2日、ひょんなことから古武道というものを観に行くことになりました。
今回で第26回を数えるという「日本古武道演武大会」です。
場所はもちろん日本国武道の殿堂、日本武道館。
あのタマネギの下ではコンサートばっかりやってるわけではないのです。

(会場)
ひょっとすると厳ついおじさんばっかりじゃないかと思っていたのですが、会場は意外に若者も多くて、けっこう盛況でした。
(火縄銃と師範)
(一斉射撃、凄い硝煙)
のっけから演目は「森重流砲術」。
安全のため観客席の一部から観客を退去させての火縄銃砲撃です。
戦国時代の鉄砲は飛び道具である以前に馬を驚かせて落馬させる道具だったとも聞きますが、あの大音響にはさもありなんです。

(柔術)
(甲冑兵法)
その後は剣術、薙刀術、居合術、柔術、甲冑兵法など、大河ドラマにでも出てきそうな出で立ちの兵達が次々と自らの流派の演武を披露していきます。
たまに、「立ったり座ったりしてるだけやんけ」とか「師範、号令だけやんけ」とか軽い突っ込みどころはありますが、ほんとに突っ込むと武道の極意で瞬殺されるかもしれないのでおとなしく拝見していました。
(示現流宗家は一子相伝)
私は途中で引き上げてしまったので観なかったのですが、その後も柳生新陰流とか宝蔵院流槍術とか、NHK大河ドラマ「宮本武蔵」の世界を思わせる演舞が続々繰り広げられた様です。

なんというか古武道家の裂帛の気合を聞くと身が引き締まるようです。
たまにはこういうイベントも良いなあと思いつつ会場を後にしました。


(2003年2月)


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