亀ゼリー追跡調査

以前、賞味期限切れのものを食わされて酷い目に会った謎の食物亀ゼリー。
今回その正体を暴くために、我々取材班は横浜中華街への潜入を敢行しました。
果たして、我々は無事謎を解く事ができるのでしょうか?
(件の亀ゼリー)

休日の横浜中華街は旧正月の余韻を残し、凄い人ごみでした。
さすがは世界最大の人口を誇る中国。人海戦術で我々の行く手を阻みます。
(人でいっぱい)

人ごみを掻き分けて先に進むと、突如龍が襲ってきました。
某インスタントラーメンのコマーシャルにも登場している黄金龍の攻撃に
デジカメを持つ手も震えます。
(黄金龍)

続いて襲ってきたのは鳥ゾンビ達です。
うつろな視線でショーウィンドウの外を見つめる彼らの美味しそうな姿には
戦慄を覚えざるを得ません。
(丸焼き)

更に我々に襲いかかってきたのは奇怪な怪人達です。
魔界中華街を具現化したかのような彼らの攻撃の前には、さすがの我々も
ただひたすら逃げる事しかできませんでした。
(秀逸なディスプレイ)

そして、悪夢のような冒険の後に、我々はようやく亀ゼリーを売っている店に
たどり着く事ができたのでした。
それはキムチラーメンや春雨と並んで販売されていました。
「ダイエットに好適品」というポップが胡散臭さをかもし出します。
(意外と安い)

たしかに中華街に売られている事は確認できました。
しかしそれでは正体を暴いた事にはなりません。
我々は更に調査を続け、ついに店内に亀ゼリーの由来を書いた古文書を
発見する事ができたのでした。
(解説。クリックすると大きい文字で読めます)

謎は解けたかにみえました。
しかし、古文書に記されたその仙薬萬金丹にも匹敵するような多彩な
効用の数々と不気味な食感は、単にスッポンの粉入りゼリーということ
だけでは説明できません。
そこには必ずや中国4000年の秘められた謎が存在するはず。
その謎を解き明かすまで、我々の調査は終わる事はないのです。


(戦利品、なんだかわからないジュース)

(2000年2月)


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