EXPO2005のコーナー


ココは、2005年3月25日に開幕した愛・地球博(愛知万博、EXPO2005)の写真を置いてあります。
(写真は20日の内覧会のものです)

撮影:D100 他



とーとつですが、先日(っつても3月ですが)愛知万博の内覧会に行ってきました。
会場は大きく2箇所に分かれてるんですが、今回はメインの長久手会場の方でお腹いっぱいで瀬戸会場
までは手が回りませんでした。次回本会期中に再度レポートしたいと思います。


さて、愛知博です。万博です。
70年の大阪万博以来35年ぶりの万博だっていう触れ込みで、私の周りでも結構話題になってました。
(始まっちゃった現在ではわりと過去形)
じゃあ75年の沖縄海洋博や85年のつくば博や90年の大阪花博は何だったんだということになるんですが
あれは特別博ってやつで、ほんとの意味での「万博」である第一種一般博覧会(ただしこの規定は97年に
なくなったそうです)としては大阪万博以来だってことみたいですね。
難しいことは抜きにしても、お祭り大好きの私としては行く気満マンモードだったんですが、渡りに船とばかり
に友人が内覧会の券をゲットしてくれたました。大感謝!
<内覧会入場券>

当然のことながら会場は広大、パビリオンはいっぱいというわけで、1日で見て回れるもんじゃないんですが
内覧会の券は1日限定。(しかも3月20日の日付固定)
ちょっとでも時間を無駄にするわけにはいきません。朝4時に起きて一路東名高速を西に向かいます。
常になんらかの話題を提供してくれる友人の愛車ゴルフ号のいつの間にかタイヤがパンクしているという
アクシデントにもめげず、ようやく駐車場のある東名三好インターチェンジに到着しました。

今回の博覧会は環境保護団体がギャーギャー煩かったりしたため会場を縮小したりといろいろ大変だった
んですが、その余波を被って駐車場が会場からはるか離れたところにしかありません。そのため駐車場から
シャトルバスに乗り換えて会場に向かうのですが、遠いよ
駐車場から高速道路に乗る博覧会なんて初めてです。
別の交通手段としてはリニモという新交通があるんですが、これがなまじ浮いて走ってるもんだから、混み
過ぎた人の重さで傾いて止まってしまったという曰くつき。大量輸送を目的とするには少々問題アリな
代物なのでした。
さらに問題があり、テロ対策でしょうか、ペットボトルはシャトルバス乗車前に強制廃棄させられます。
飲みかけだろうがなんだろうが容赦なし。
今はまだいいよ、今は。夏はどうすんだよ!
<リニモ>

で、ようやく会場についた私と友人を驚かせたのは人類の英知を結集したパビリオン群・・・ではなくて
ゲート前に集結した雲霞のごとき人の群れでした。な、なんじゃ〜〜。
並んでるわけがわかりました。ゲートは電車の駅のような自動改札なのですが、、その手前で手荷物検査
を人力でやってます。
のみならず金属探知機で携帯品チェックまで。飛行機乗りに来たわけじゃないんだから、いきなりこんなこと
されても困りますよ。特にデジカメを体中に仕込んだ私なんかは。
で、こんなことやってて、ゲートを入るまでに30分以上経過。正式オープン前の手際の悪さゆえと思いたい
ところです。
<入場待ち>
<会場風景その1>

さて、ようやく入場することができましたが、のっけからパビリオンは大行列です。
手近なところでJR東海のリニアモーターカー体験パビリオンに並んでみました。入り口で例の変なメガネを
渡されます。おお、3D映像がなかなか凄い。
凄いんですが、有る意味「電車でGo新幹線」の方が臨場感あるような気がしないでもないです。
ご家庭にハイクオリティな3D映像が溢れまくりの昨今、なまじの映像で驚嘆させるのは並大抵のことでは
ありません。やりづらい世の中だな。
<JR東海パビリオン>

さて、次なるパビリオンは....って、いきなり2時間待ちですか?
えっとこっちは...げええっ、3時間待ち!?。
とかやってるうちにトヨタとか日立とか人気パビリオンは軒並み「本日の入場予約は終了しました」の看板。
今回の万博、日本のIT技術の粋を世界に知らしめるべく、入場券にもICチップが埋め込まれています。
これを利用してパビリオンの入場予約ができるなど非常に便利・・・な筈なんですが、午前中の段階で既に
主要なパビリオンには入場不可能と宣言されるというのは如何なものでしょうか?
結局、その後1日会場を周ってまともに観れた企業パビリオンはNGK館のみでした。
(この状況下で入館できたって事は...あえてレポートはしません)
<会場風景その2>


いきおい企業の人気パビリオンには入る術もないので、やむなく人気薄のパビリオンを回ることにします。
だいたいにおいてこういう博覧会では海外参加国の国際パビリオンが休憩所よりも混雑していなくて安らぐ
ケースが多いのですが、さすがに内覧会だけあって、国際パビリオンは準備中だったり展示作業中だったり
誰もいなかったりします。
それでもイギリス館とかフランス館あたりはまだなんとかお客様を迎える体制に持って行ってるところは流石
ですが、ロシア館あたりは搬入作業真っ只中で、お国柄が出てるなあという印象です。
東南アジアとかアフリカあたりの国々は中身空っぽのところもあり、会期中に展示物揃うのかなあという感じ
でした。実にアバウトなノリです。
ちなみにすっげえ真面目そうなドイツ館はというと「本日はクローズ」一般公開していませんでした。
ゲルマン魂が準備間に合わなかった醜態を晒すのを許さなかったのでしょうか。
<国際ゾーンヨーロッパ系?>
<国際ゾーン東南アジア系?>
<準備中のロシア館内部>

さて、準備中のパビリオンを巡回しながらも広い会場を練り歩きお腹が空いてきました。
万博の楽しみのひとつが世界各国の料理を楽しめること...って、なんで飯食うのに1時間待ちなんですか?
しょうがないのでアフリカゾーンでシシカバブを食いますが、お味はいまいち。
だいたい食い物がなんでもかんでも高いよ。たいして美味くないのに。
これも都市から遠く離れた会場の食糧事情が劣悪なせいでしょうか?
<マスコットのキッコロとモリゾー>
<謎のパレード>

パビリオンにも入れず、ろくな食い物にもありつけず...となると、せめてのんびりと会場をお散歩したいと
思うところですが、これについてはばっちり保証します。(←ただし内覧会時点情報)
基本的に企業パビリオンの固まっているエリア以外はガラガラなので、緑溢れる会場で思う存分お散歩
したりお昼寝したりできます。
食糧事情の悪さを補うためにお弁当とか持参すれば尚良いかも。気分は公園でピクニック(ルンルン)。
でも、ココ普通に入場すると1人4,600円取られるんだよなあ。
<となりのトトロのさつきとメイのお家>
<人気企業パビリオン群>
<グローバルループ。木製板張りの巨大なデッキ>
<シンボル:大地の塔。意外と目立たなかったりします>
<会場風景その3>

そうこうしているうちに夕闇が迫ってきました。
内覧会なので17時には閉場してしまいます。追い出されるように会場を出ると、周りになーーんにも無いので
どこかに寄るでもなく帰るしかありません。
とんでもなく疲れてただろうに東名往復(しかも帰りは30km渋滞のおまけ付き)フル運転してくれた友人W君
には感謝してもしきれません。いつも悪いね。
それにしても、最寄のサービスエリアで食った味噌カツきしめん天むすセットは美味かったなあ...。
<名古屋名物いろいろセット>

というわけで、私的に残念感漂う万博だったわけですが、内覧会ですからまずは大目に見るべきかなと。
運営含めて未だいろんな意味で慣れていないところが大きかったんだと思います。
それでも大部分地元の方々と思われる会場や周辺施設の係員さん達の、頑張りとおもてなしの気持ちは
充分に伝わりました。
やはり万博の主役はパビリオンでも催し物でもなく人々の心の触れ合いですよね。
なんか、すごくローカルな心の触れ合いですけど。


「愛・地球博 長久手会場」 最寄(遠いけど)駐車場からシャトルバスとかリニモとか。交通不便です。


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