横浜中華街のコーナー



ココは、横浜中華街の写真を展示しています。


かつて謎の食物「亀ゼリー」の正体を求めて足を踏み入れた横浜中華街。
そこは魔界と呼ぶにふさわしい謎と脅威に満ちた世界でした。
(詳しくは「亀ゼリー」および「亀ゼリー追跡調査」をご参照ください)
そして今、新たな情報を手に入れた我々は、再びこの魔界に挑むのでした。



魔界中華街「魔界潜入編」

件のカメゼリー 夕方の中華街
その1
夕方の中華街
その2
黄金龍ふたたび ぶたまん パンダ
巨大北京ダック 法の番人 何の店だか
わかりません
関帝廟 守護獣 大ボス

小さい写真をクリックすると大きな写真になります

前回は亀ゼリーの正体を突き止めるにとどまった我々の探索行でしたが、今回はこの魔界の最深部に潜むという大ボスを倒すのが目的です。
今日の戦いに備えてブルースリーのDVDでクンフーの研究怠りない我々は、勇んでJR石川町駅のホームに降り立ちました。
暮れなずむ夕刻の中華街。
よりによって最も空間の不安定なこの時間帯に、我々は魔界の門を潜ることになりました。
夕飯時とはいえあまりに雑多な人種の人波が、ここは我々の知っている日本とは微妙に空間のずれた世界であることを実感させてくれます。

ネオン煌く雑踏を潜り抜けると黄金龍が襲撃をかけてきますが、クンフーの奥義を極めた我々は軽々とこれを撃退、更に奥へと進んでいきます。
現地人の執拗な「美味しいよ、いらっしゃい」攻撃(パンダまでもが食事を誘ってきます)に悩まされますが、生首が怖いブタマン屋の看板や食べる前に食べられてしまいそうな巨大北京ダックのおかげで、食欲を減退させることに成功、辛くも脱出します。
それにしても、あのような不気味なオブジェに誘われて食の文化を育んできた中国人、4000年の歴史は侮り難しです。

無論、中華街といえど日本国内に存在するのですから、警察官もいれば警察署も存在します。
しかし壁を中国風の壁画に彩られたこのささやかな拠点が、この広大な魔界において法の番人たる機能を果たしうるとはとても思えません。
心なしかガラス越しに見える警官も怯えを隠せないように見えました。
彼らの助力は望めない。」そう、我々は自らの力で突き進むしかないのです。

途中、アイテムを補給すべく立ち寄った店も、果たして何を売っているのか意味不明です。
値札を見ると我々の感覚からは一桁多いゼロの数に驚愕。すごすごと退散せざるを得ませんでした。
(ただ、ここのアンティークショップは一見の価値あり。そのタイムスリップ感覚は中華街でも随一です)

様々な障害を打破しながらようやくたどり着いたのは、この魔界の大ボスが潜むという関帝廟
実はつい最近改修を終えたばかりであり、その荘厳な構えは以前にも増して極彩色の輝きを放っています。
「こ、この奥に奴がいる。」
我々の緊張は一気に高まり、デジカメを持つ手にもいっそう力が入ります。
最後の関門、守護神獣の襲撃を撃破した我々は入り口の受付でやたら大きな線香を購入。
番号の振られた順に祭壇に1本ずつ線香を供えながら奥へと進みます。
薄暗い廟内に入ると正面に「」はいました!
緑色の祭服に身を包んだ赤ら顔の闘神は美髯をたたえ威風堂々。
そして我々は......。

が、残念ながら関帝廟内は撮影禁止
最大の武器(=デジカメ)を封じられた我々は、敵を目の前にしながら戦いを挑むことができませんでした。
(お姉さんの厳重な監視が撮影を許してくれませんでした)
かろうじて建物外から遠巻きに姿を捉えた写真で、奴の存在が本当であることだけは確認いただけると思います。

残念ながら今回は大ボスを倒すには至りませんでしたが、「次こそは必ずやこの魔界の真の秘密を暴いてみせる」我々は誓いも新たに中華街を後にしたのでした。



魔界、横浜中華街。
その不可思議な空気に貴方も触れてみませんか?
きっと病み付きになること請け合いです。

2001年5月

「横浜中華街」JR京浜東北線石川町駅下車、徒歩10分



そして、4年間の沈黙を破り、闘いは次のステージへ...
次回、「魔獣激闘編」(2005年2月をお楽しみに!


写真館入り口に戻る

インデックス画面に戻る